6F エントランスは非常にシンプルで開放感のある空間となっており、来訪者を一瞬にしてクリエイティブな世界へと誘う。
来客用の会議室エリア入口には、社名にも使われている“バックスラッシュ”がデザインとして非常に象徴的に掲げられている。
エントランスを抜け、執務エリアへと向かう階段からは、フロア全体を見渡すことができる。
元々はボーリング場の予定地だったため、総面積はなんと 1220 坪。
柱が一切無く、天井の高さは最高部で 5.7m もあるという緑溢れるこのフロアは、さながら公園のよう。
階段を降りるとすぐに広がるカフェスペース。朝はここにパンやドリンクが並ぶ。
これだけ広いフロアだと他部署間の交流が難しいように思えるが、自然と人が集まるこのスペースが その問題を解消してくれているのだとか。
執務エリアは非常にシンプルでフラットな作り。
基本的に固定席での業務となるが、気分によって働く場面を選べるよう、フリースペースが所々に設けられている。
緑に囲まれたフリースペース。
緑は気分をスッキリと落ち着かせてくれるため、新たなアイデアを生み出すには最適の空間。
世界最先端のクリエイティブメッセージを発信し続ける同社の執務エリア内には、所々に少し変わった形のミーティングスペースが設けられており、いつでも気軽に打ち合わせができるようになっている。
2012 年 3 月に増床された 1F は、元々あの「ジュリアナ東京」があった場所。 エントランスの雰囲気がかつての面影を感じさせる。
社員だけでなく、来客者もが使うことができるバーラウンジ。 5F のカフェスペース同様、コミュニケーションの場となっている。
当時 VIProom として使用されていた場所は、現在ミーティングルームとして使用されている。
元々倉庫スペースだったため窓がない同社では、天井照明システム「Sky Grid」によって時間ごとに光の色を変えることで、 窓が一切ない空間にあたかも自然光が差し込んでいるような環境をつくり出している。
オフィス内にはかつてお立ち台があった場所もそのまま生かされている。
奥にはミラーボールが吊るされていたりと、ジュリアナ東京だった頃の面影を至る所に残している点も、 同社のオフィスづくりのこだわりとなっている。
2014 年 3 月に新たに増床され、日経ニューオフィス賞を受賞した 9 階の「QUANTUM」エントランス。
“大企業とベンチャーが協業により新事業を生み出すプラットフォームを提供する”という新たなサービスのために作られた、「創造的破壊」を生み出す空間。
エントランスを抜けると通路が一直線に伸び、アイデアを創出するスペースから工房でアイデアが形となるまでの全プロセスを 一望できるような見通しの良い設計になっている。
エントランスを入ってすぐにある、アイデアを創出する空間「トライアングル」。 とんがったアイデアやカラフルな人材が集まる場所。
アイデアをすぐに形にできるファブスタジオ「工房」。
3D プリンター、大型レーザーカッター、CNC ルーターなどの最新機器が並ぶ。 壁にデザインされた「Happy」の文字が、モノを生み出す喜びを表しているかのよう。
この「QUANTUM」の一番奥にあるプレゼンルーム「ローンチパッド」。
“イノベーションの発射台”という意味でこの名が付けられた。