大手商社や大手通信業者を顧客にもつITアウトソーシング事業を中核に、タイ・バンコクでの日本企業向けアジア進出支援事業やフォトスタジオなどのサービス事業、秋葉原でのレンタル会議室事業など、新たな事業にも挑戦するジー・ブーン株式会社のオフィス環境。
王宮の魔法学校、アリスのホワイトルームという2つの部屋から成るレンタル会議室「アイデアの城」。古びたビルの5階、エレベーターの扉が開いた瞬間目の前に広がる異空間。地下水路をイメージしたというエントランスからただならぬ空気を漂わせている。
「王宮の魔法学校」。非日常の空間に身をおくことで発想力を高めることを目的につくられた会議室。室内中央には玉座や置かれ、石積みレンガ風の重厚なインテリアやゆらめく陽炎を模したライティングなど、童心を呼びさましそうなさまざまな仕掛けが施されている。
「アリスのホワイトルーム」。食器がカチカチ立てる音やリラックス効果のあるアロマの香りなど五感を刺激する効果も取り入れられている。女性をメインターゲットに、不思議の国のアリスの世界を表現した。
レンタル会議室併設されたギフトショップ。レンタル会議室を利用した人に、この空間で考えたことや発見したことを思い出してもらうためにつくったという。インドやインドネシア、タイ、フランスなどから集めた品々が揃う。
オフィスというよりもテーマパークのようなエントランス「理念の間」。巨木を配した小道の両側には、同社の経営理念を来客に伝えるためのディスプレイを設置。正面奥の扉は、清の時代の中国の邸宅で使われていた門扉を輸入し、さらに理念を体現しています。
オフィスの屋外テラス。1年を通じてバーベキューほか多彩な社内イベントが開催される。
会議室機能とライブラリ機能をあわせもった「情報の部屋」。中世ヨーロッパの古城内を思わせる甲冑、巨大なライトやゆがんだチェストなど固定概念をゆさぶるような刺激的なアイテムが飾られている。
小さなキッチンとテーブルなどを備えた「自分の部屋」。お城の屋根裏にある小部屋をイメージしてつくられた。簡単な打ち合わせのほか、社員のリラックスタイムにも利用される。
リビング機能をもつ「仲間の部屋」。併設のオープンキッチンでは毎週水曜日、料理自慢の社員による手料理が振舞われる。夏の間は小型冷蔵庫のなかに食べ放題のガリガリ君を常備しているとか。
執務室「努力の部屋」。フリーアドレスを導入。カーペットは特注品で、コーポレートロゴに使用している7色のラインが床面からメッセージを書いた壁面へと導かれている。