「株式会社アーティストゥリー・メディア」が運営している映像・音響編集スタジオ「ArtistreeMedia EAST」。スタジオ施設としては珍しく、ビルの9階に作られている。
スタジオ内に足を踏み入れると、9階からの眺めが広がる。大型の窓から明るい自然光が差し込み、スタジオ施設とは思えないほど開放的な雰囲気。木材を使用したフローリングやホワイトを基調とした壁も、訪れる人に温かみのある印象を与える。
エントランス右手にある受付。ここでは無料のコーヒーなども提供しており、スタジオでの作業の合間に気軽にコーヒータイムを楽しむことも可能。
窓際に設けられたラウンジスペース。休憩や打ち合わせなど、多目的な空間として活用されている。スタジオでの編集作業はブースに長時間こもって作業することが多いため、いつでも外の景色を感じられるこの場所は利用者からも好評なのだとか。
ラウンジスペースにはタイプの異なるインテリアが用意されており、気分などによって場所を選ぶことができる。いずれの席も窓側に向いて置かれており、座るだけで目線が自然と外の景色に向くように配慮されている。
各ブースを繋ぐ通路にも、窓側にカウンター席が設けられている。室内側にはマシンルームが設けられており、あえてガラス張りにして中が見えるようにすることで来訪者に見て楽しんでもらうほか、関係者以外が入らないようにするセキュリティー上の意味合いもあるという。
各ブースの入り口部分は、エントランスやラウンジスペースの雰囲気とは異なるポップなイメージに。元々オフィス向けのテナントだったため天井も覆われていたが、開放的にするため全て取り払ったのだとか。機材類が多いため、がさばるケーブル類は全て上部にまとめ、空間をすっきりと見せる工夫がなされている。
こちらは映像編集用ブース。画像や映像の色合いを正確に確認するため、内部の照明は暗めが基本。
音声を加工するミキシングルーム。防音のため上下にゴムとグラスウールが入っており、構造上他のブースと比べてやや天井が低くなっている。併設されているナレーションブースはスペースが余ったため社内用に設置したものだが、評判が良くこちらも外部に貸し出しているという。