なだらかな曲線を描いた空間に、同じく円弧を描いたオリジナルのイスが印象的なエントランス。一歩中に入るとオフィスとは思えないような異空間に迷い込んだかのよう。コーポレートカラーのブルーがアクセントになっている。
エントランスを入るとすぐ右手に執務室内が垣間見える、非常に珍しい光景。”SHARE TIME WITH US”というメッセージの中にも、同社の理念にも繋がる「共有」というキーワードがしっかりと刻まれている。シンプルな擦りガラスのため、季節ごとにデコレーションをして来訪者の目を楽しませているのだそう。
エントランスを入り、手前から「出会ROOM」「機会ROOM」「成果ROOM」と名前の付いた会議室が3部屋続く。各部屋の名前には同社の理念が当てはめられており、説明する度に社員が自然と理念を再確認できるようになっている。
3部屋ある会議室の通路側はコーポレートカラーであるブルーをあしらったガラス張りのデザイン。各部屋にロールカーテンが備え付けられているため、外部の来客時にも使用することができる。部屋ごとにそれぞれ青・緑・茶とイスの色を変えることで、気分を変えてミーティングを行っているそうだ。
「仲間ROOM」「笑顔ROOM」と名前を付けられた大人数用の会議室。真っ白な部屋に赤の椅子が非常に映えるシンプルな空間。
「仲間ROOM」「笑顔ROOM」は中央の可動式ウォール越しに繋がっているので、開閉して大人数にも対応することができる。窓が無いことで気が散らず集中しやすいというこの2部屋は、毎年新入社員研修室として使用されている。ホワイトボードも十分に確保されているため、より実用的な環境になっている。
来客用冷蔵庫“SHARE WATER”に、執務室内にある”SHARE BAR”。こちらもそれぞれ”SHARE”とネーミングされており、こういった細かな部分からも社員により帰属意識を持ってもらえる作りになっている。
“SHARE BAR”にはオフィスグリコやオフィスファミマも設置されており、社員が一息付ける憩いの場となっている。昼時が最も利用率が高いのだとか。社内の飲み会だけでなく、あえて打ち合わせもこの場で行うことで、リラックスするだけでなく、ちょっとした環境の変化を感じることもできる。
執務室を入り左手手前にあるのが、社長席。すぐ後ろに軽くミーティングできるスペースも備わっている。「社員から常に見られている」という意識を持ってここに座っているという代表の大内氏。風水でベストポジションだと言われたことから決まった席だという逸話がある。
ミーティングスペースは主に窓側に設けられ、社内コミュニケーションが図れる設計になっている。場所によって異なる組み合わせの照明やイスは、仕事中の良い気分転換になっているそうだ。一角には、誕生日会の時の写真や色紙が飾られ、アットホームな雰囲気が感じられる。
ワンフロアにまとめられ、仕切りの一切ないフラットな執務スペース。十分に余裕があり、非常に広々とした印象。全体会もこのスペースを使って行っており、全社員が一堂に会することができる。
執務スペース内のライブラリースペース。コーポレートマークをイメージしたオリジナルのイスが設置されており、社員同士のコミュニケーション活性化のための重要な役割を果たしている。オフィスグリコも側にあるため、休憩しつつ情報交換などが行えるようになっている。